さくら、もゆ。 ―as the Night’s,Reincarnation―

FAVORITE

どんなエロゲー?

シリアスに全振りしたシリアスゲー。それ故に肌に合う合わないが大きく分かれる作品ともいえます。メインヒロインは4名。ロックされているヒロインもいて、そのヒロインに辿り着くまでに色々な感情が貴方を支配することでしょう。サブヒロインで涙が出るなんて中々ないもんなんですけどね、本作ではサブヒロインでも泣けます。

作品名 さくら、もゆ。 ―as the Night’s,Reincarnation―
ブランド FAVORITE
原画 司田カズヒロ なつめえり シナリオ 漆原雪人
ジャンル 幾千の夜を越え想い繋ぐ、魔法幻想ADV 体験版・デモ あり

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あらすじ・概要(公式)

──これは‘‘魔法少女’’のための物語だ。

遠い昔。
幾人かの特別な女の子たち──‘‘魔法少女’’が人類の未来を救ったという。

その闘いは熾烈を極めた。
誰もが傷つき。
誰もが泣いて。
誰もが祈った。
ごく当たり前にすぎる‘‘戦いの物語’’がそこにはあった。

しかし……。

傷つき。
泣いて。
祈っても。

少女らは誰に感謝されることもなく。
誰に賞賛されることもなく。
……誰に、知られることもなく。

それでも‘‘戦い’’は、無事に終わった。
‘‘人類の未来を守るための物語’’を、これ以上ないハッピーエンドに導いた。

そしてそれからおよそ十年後の現在。

……春。
さくら咲き乱れる出会いと別れのその季節。

かつて人類の未来を救った少女たちは、今はもう‘‘魔法’’を忘れ──ごくふつうの少女として生きていた。
誰もが当たり前に遭遇する、ごくごくふつうの当たり前な困難に、頭を抱え、迷い、生きる道を探してた。

そんなある日。
さくら舞い散る、春の中。

「……お願いします」

少年、奏大雅は、もうひとつの春と再び出会った──

「お願いします。どうか私を、魔法少女に戻してください」

これは‘‘魔法少女’’のための物語……。
なんかでは、ない。
これは、幸せを探し出すための物語。
これは、あなたの人生のための、物語。
さくらもゆ‘‘夜’’の中……。
もう二度と、君が悲しまなくてもいいように──
さあ、引き金を引け。
たったひとりの君を救うため。
俺は。
俺は何度だって、散りゆくのだと──……

ポジティブレビュー

レビュー1

最後までやりきれば耐えきっただけの価値は十二分にあるだけのシナリオです。面白いし泣ける。Trueより千和の評価高い人も居ますがそれも理解出来ます。千和√も良かった。個人的にはあず咲先輩のやつも泣けました。

レビュー1

人によって評価の変わる作品だとは思いますが、それを上回るストーリーがあります。個人的に面白いと思ったのが各√によってプレイヤが一番泣けたシーンが異なる所だと思います。私はちわっこい子の√で最も感動しました。にしても全√のレベルが高いと感じるノベルゲームは、そんなにないのではと思います。

レビュー1

“夜”の世界観、美しくて幻想的で、だけどどこか不穏で、大好き。CGとBGMがあったからこそ表現できた世界観だと思うと、全ての要素が最高だったんやなって。あと、音楽が強すぎたからこそここまで響いたってのは絶対ある。BGMに合わせて鳥肌と涙が……ボーカル曲もどれも最高や。特にさくら、もゆ。のズルすぎる使い方と、輪廻の鳥肌必至の入り方な。

レビュー2

登場人物たちはみんな誰かのことを思って、やさしさや愛をもって願い行動します。それが地獄のような現実を呼び寄せますがそれでもそのやさしさや愛をもって進んでいくそんな人たちのお話です。

レビュー2

自己犠牲・罪悪感がテーマの非常に重いストーリー。しかし自己犠牲を手放しに賛美するのではなく、他に縋るもののない生き物の性として一見美しくも残酷に描かれる。幻想的で美しく残酷な世界観が音楽と美術で鮮明に表現されている。プレイ時間は50時間ほどだった。すべて音声を聞けばもっと長いかもしれない。

考察

音楽と世界観が大変素晴らしい「泣きゲー」である。ストーリーが重くシリアス調で進んでいく為人を選ぶ。「幻想的」という言葉が出てくるように「さくら、もゆ。」には独特の世界観が存在する。それが音楽と重なり合うことでまさに名作へと昇華したと言っても良い。

ネガティブレビュー

全体的に登場人物の自己肯定感が異様に低く、このせいで一つの問題に対して堂々巡りの議論が繰り返され、非常にテンポが悪い。何といってもほとんど好きになれる登場人物がいなかった。すべての登場人物の自我が過去のトラウマによってのみ規定されていて、ほとんど自分の意思というのを感じず、ドラマというのを全体的に感じなかった。

文章力がないのは仕方ないとしても、推敲はライターの、あるいは(雇っているとは思えないが)校正の『最低限度』の仕事だ。書いたら書きっぱなしというのは、プロとして失格。弁当を作って、味見もせずに人に出すのか? メシマズヒロインじゃあるまいし。飲食店で、前の人がこぼしていったスープを拭かずに、その席に案内されたら客はどう思う?

癖の強過ぎるテキスト、不安定な時系列、アイキャッチ多用でテンポは非常に悪いのが本当に勿体無い。

考察

全体のシナリオに関しては賛否両論ではあるが、誤字脱字に関して指摘している人も多数見受けられる。またシナリオの長さが相成って「ダレる」という印象も見受けられる。誤字脱字については修正パッチも出ているので問題ないが、お話の長さが肌に合うかどうかも(ダラダラ進行)、評価のポイントともいえる。

総評

泣きゲーとしての評価が高く、音楽と幻想的なシリアス調の物語がプレイヤーの感情を掻き立てるエロゲーである。お話が長く人によっては「ダレる」印象を受けるのも事実。まずは体験版・デモムービーを見ていただき、さくら、もゆ。の世界観が気になる、肌に合いそう、泣きたいっと言う方におすすめしたいエロゲとなっている。

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