白昼夢の青写真

Laplacian

どんなエロゲー?

3つのオムニバス形式で進められる物語が繋ぎあい、1つの大きな物語となる本作「白昼夢の青写真」。名曲と共にプレイヤーの心に突き刺さる世界観はプレイした人にしか体験できない感動を味わうことになります。稀代の名作「泣きゲー」として今もなお多くの人に語り継がれている優秀作品です。

作品名 白昼夢の青写真
ブランド Laplacian
原画 ぺれっと 霜降 シナリオ 緒乃ワサビ
ジャンル ADV 体験版・デモ あり

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あらすじ・概要(公式)

人類は同じ夢を見るようになった。

ある晩は、女生徒と教師の不倫の物語であり――

ある晩は、劇作家と女優の身分を超えた恋物語――

またある晩は、不登校の少年と教育実習生の淡い初恋――

3種類の夢を、人類は繰り返し見るようになった。

何故、全人類が同じ夢を見つづけるのか。

これは、世界と呼ばれた一人の少女の物語。

ポジティブレビュー

ErogameScape

ゲーム後半は伏線を回収しながら感動的なシーンが多かったのでCGの力も相俟って終始鳥肌が立ちながら泣いてしまっていました。特に後半は大半のシーン泣いてた気がするのでどこも大体好きです。

ErogameScape

1から3の話を通して、全てが夜凪の人生の中で関わってきたもの、感情がこの物語を作ってるのだと思うと、キラキラした話も苦い話も受け止めたいと思えた。CASE0は真実に近づく面白さの他に、SF小説っぽさを感じたのでその辺りの本も読んでみたいと思わされた。

ErogameScape

CASE1~3に関わるすべての伏線が怒涛のようにCASE0で回収されていきます。過去話、現在の話、その後と続いていくのですが話の構成が上手くここで全体の辻褄があっていくのが気持ちいいです。一部ショッキングなシーンもあるのでお気を付けください。この作品はHシーンが絶対に欲しいってタイプではありません。

ErogameScape

意図してはじめた訳では無いですが、表題の様に最初から最後までプレイし続けました。念のため書いておきますが、通常私が12時間以上ゲームをする事はありません。それほどこの作品に引き込まれました。30時間というのは、所々噛みしめる様に読み進めたり、悲しすぎて次のシーンへ進め無い等、心を揺さぶられていたのでこれ程時間が掛かったと思います。

ErogameScape

アダルトゲームに興味ないよという人にも男女問わずおすすめしたい。変な先入観を持ってほしくないため本レビューでは内容に触れないが、終盤は怒涛の展開であるため十分に時間を確保し、翌日に響いても問題ないよう備えてエンディングを迎えることをお勧めする。

ErogameScape

物語が単純に面白かったのは勿論です。しかしそれ以上に途中の展開があまりにも辛すぎて、心が痛くて、先の展開を見ないと他のことが何も手につかなくなるくらいの強烈な寂寥感に襲われ、気づけば有給申請する自分がいました。特にCASE-0(本筋)です。「あ、そこまでやるんだ・・・」と。人間の尊厳について考えさせられましたね。

考察

CASE1~3からのCASE-0での伏線回収。特にCASE-0の評価がとても高い。「泣いた」「感動した」という言葉も多く、ジャンルとしては泣きゲーという分類になる。プレイをはじめると止めることができない事から「シナリオ構成」の完成度も高いといえる。絵タッチ・音楽に関しても評価が高く白昼夢の青写真の世界観とマッチしている。

ネガティブレビュー

物語全体を通してみても予想の範疇で綺麗に収まってしまいカタルシスが感じられなかった。良くも悪くも王道であるため100点連発するほどの作品かというと首を捻らざるを得ない。

CASE1~3は中途半端なエンド、CASE0は設定もストーリーもヘタクソ。

考察

やはりエロゲーに万人受けするものはない、といったところか。泣きゲーというジャンルということもあり「泣けなかった」という人であれば評価も下がってしまう。また過度な期待を持つことで評価基準が高くなってしまった、というケースも見受けられる。

総評

まごうことなき名作でありエロゲーとして発売された後、未成年でも楽しめるよう全年齢版まで発売された。俗にいう「泣きゲー」の代表格ともいえるべき作品である。オムニバス形式で見せる作風は一風変わっているようにも見えるが、プレイを進めることで明かされる「伏線」に心を滾らせてくれるだろう。ポジティブレビューで目立つワードとしては「感動」「泣いた」といった感情を揺さぶられたという表現。逆にネガティブレビューでは「中途半端」「雑な部分がある」などといった声も聴かれる。ただ、プレイするにあたり執拗な期待感を持ってプレイしたことにより「期待を越えなかった」という意味合いにも捉えることができる。
体験版・デモムービーともにDL販売サイトで手に入れることが可能であるため、そちらで雰囲気を確認するのも1つの手。もちろん全年齢版をプレイするというのも間違えではない。「泣けるエロゲー」を探しているのであれば是非プレイをおすすめする一本となっている。

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